目次
まず結論から 新生活シーズンの引越しは順番で料金と心を守れる
春の新生活シーズンの引越しでいちばん大きい差は、テクニックよりも順番です。
同じ距離、同じ荷物量でも、
- いつから動き始めたか
- どの順番で決めていったか
ここが少し違うだけで、料金も心の余裕もかなり変わります。
仕事帰り、ベッドの上でスマホを握ったまま
「結局、何からやればいいのか分からない」
とスクロールだけして終わる夜ってありますよね。
この記事では、細かいことを全部覚えようとしなくて大丈夫なように、
新生活シーズンで料金が上がる前に
やっておきたいことを
順番リストにまで落としていきます。
読み終わるころには、
- 今の自分がどの位置にいて
- 今日なにを一つ決めればいいのか
ここまでが静かに決まるように組んでいきますね。
なぜ新生活シーズンは引越し料金が上がるのか
繁忙期カレンダーをざっくりイメージしておく
新生活シーズンの引越しは、ざっくりいうと
- 3月中旬〜4月上旬
- 特に土日と大安・友引まわり
このあたりが一気に埋まりやすいです。
カレンダーを思い浮かべながら、
- 社会人の異動
- 入学・進学
- 卒業と退去
こういった予定が、同じタイミングにぎゅっと重なっているイメージですね。
ここで大事なのは、
全部の期間が高いわけではない
ということです。
- 3月前半の平日
- 2月後半
- 4月中旬以降
このあたりは、同じ会社でも料金が落ち着きやすいゾーンになります。
料金に影響する主な要素
引越し料金に効いてくるのは、だいたい次のような要素です。
- 日時
例:土日か平日か、時間帯指定の有無 - 距離
例:同一市内か、県をまたぐか - 荷物量
例:1人暮らし規模か、ファミリー規模か - 人員・トラックの空き
例:その日に使えるトラックとスタッフの数
新生活シーズンは、このうち
- 日時
- 人員・トラックの空き
この2つが一気にパンパンになります。
つまり、距離や荷物量は変えにくくても、
- 日程の候補を広めに持つ
- 時間帯に少し余白を持たせる
ここを工夫できると、料金はかなり変わります。
どこをずらすと料金を下げやすいか
全部をいじる必要はなくて、
現実的にいじりやすいのはこの3つです。
- 第1希望日だけでなく、第3希望日くらいまで考えておく
- 午前指定にこだわらず、フリー便や午後も候補に入れておく
- 荷物を減らして、トラックをワンサイズ下げる余地を作る
この後の順番リストは、
上の3つを少しでも実現しやすくするための段取り、と思ってもらえればOKです。
料金が上がる前にやる順番チェック表
ここからは、
「自分はいまどこまで来ているか」を確認しつつ、
次の一手を決めるパートです。
仕事帰り、キッチンで冷めかけたマグカップを見つめながら
スマホを開いたときに、
この表を一度なぞってもらうイメージで読んでみてください。
まず決めておきたい3つのこと
細かいことは後回しでいいので、
先にこの3つだけ、ざっくりでも決めておくと順番が一気に楽になります。
- 引越し希望の時期
例:3月末まで、3月第3週〜4月第1週 など - 引越し先のエリア
例:〇〇駅から電車で30分圏内、会社から1時間以内 など - 荷物量のおおまかなイメージ
例:段ボール〇箱くらい、ベッド有り、冷蔵庫1台 など
完璧でなくてかまいません。
「だいたいこのへんかな」くらいで大丈夫です。
チェック表で今の位置を確認する
次の表は、
今の自分がどこまで決まっているかをざっくり知るためのものです。
| 項目 | 済 | 考え中 | まだ |
|---|---|---|---|
| 引越し先のエリアを、行きたい候補2〜3つまで絞っている | |||
| 新居の入居可能日と、今の家の退去日をカレンダーに書いた | |||
| 引越し希望日を、第3候補くらいまで考えている | |||
| 平日に有休や半休が取れるか、ざっくり把握している | |||
| ベッドやソファ、冷蔵庫などの大型家具家電の数を数えた | |||
| 手放す予定の家具・家電・服をリストアップし始めている | |||
| 一括見積もりや比較サイトを使うかどうかを決めている |
紙でもメモアプリでもいいので、
実際に○を入れてあげると、頭の中がかなりスッキリします。
結果別 次の一手
- 「済」が多い人
→ そろそろ見積もりと日程調整のフェーズです。
次の章のスケジュール例を見ながら、具体的な日程を決めていきましょう。 - 「考え中」が多い人
→ 今日は一つだけ決めてみるターンです。
例えば、引越し希望日の第2候補まで決めるところまで、で十分です。 - 「まだ」が多い人
→ 焦らなくて大丈夫です。
このあと出てくるスケジュール比較を見てから、
自分が目指したいパターンを一つ選ぶところから始めましょう。
いつまでに何を終わらせるか スケジュール別のざっくり比較
ここでは、新生活シーズンの前後で
- 2〜3か月前に動ける場合
- 1か月前から動き始める場合
- 2〜3週間前になってしまった場合
この3パターンで、ざっくりの流れを比べてみます。
早めに動ける場合のタイムライン例(2〜3か月前スタート)
例えば、4月1日に新居に入りたい場合。
- 1〜2月
物件探しと契約、エリアと希望日を固める - 2月中〜下旬
引越し一括見積もりや比較サイトで、3社前後から見積もりを取る - 3月はじめ
業者を決定し、日程と時間帯を押さえる - 残りの期間
荷物を減らす、段ボールを詰める、各種手続きを進める
このパターンの良さは、
- 選べる日程の幅が広い
- 料金も標準〜やや抑えめで収まりやすい
- 荷造りや手続きも、週末に少しずつ進められる
というところです。
1か月前スタートのタイムライン例
4月1日引越しで、3月に入ってから本格的に動くケース。
- 3月はじめ
物件の契約を終え、入居可能日と退去日を確定 - 3月上旬〜中旬
一括見積もりや比較サイトで2〜3社に見積もりを依頼 - 3月中旬
料金と日時を見ながら業者を決定 - 3月下旬
荷造りを一気に進める、各種手続きも並行して行う
このパターンだと、
- 繁忙期ど真ん中なので、料金はやや高めになりやすい
- 土日に希望が集中するため、第1希望日が取れない可能性もある
その代わり、
- 比較する会社を絞れば、決めるまでのスピードは出しやすい
という良さもあります。
2〜3週間前スタートのタイムライン例(リカバリー型)
すでに直前になってしまったケースでも、
できることはまだあります。
- 引越しの2〜3週間前
希望日を複数出し、一括見積もりで空いている会社を探す - 引越しの1〜2週間前
料金と日程を見て、現実的な選択肢の中から一社に絞る - 残り期間
荷物を詰めながら、手続きも間に合わせる
この場合は正直、
- 料金は高めになりやすい
- 希望日ではなく、「取れる日」で選ぶことが増える
という前提になります。
その代わり、
- 荷物を思い切って減らす
- 時間帯をフリーにする
ここをがっつり工夫することで、
「最悪のパターン」は避けやすくなります。
タイミング別の違いを比較表でイメージする
比較表:動き始めるタイミングで変わること
| 動き始め | 選べる日程の幅 | 料金の感覚 | 見積もり社数の目安 | 準備の余裕 | ストレス感 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2〜3か月前 | 第3候補まで選びやすい | 標準〜やや安め | 3社前後 | 週末に少しずつ進められる | 落ち着いて準備できる |
| 1か月前 | 第2候補までなら何とか | やや高め | 2〜3社 | 荷造りはやや慌ただしい | ところどころバタつく |
| 2〜3週間前 | 残っている日から選ぶ | 高めになりやすい | 1〜2社 | 前日まで詰め込みがち | かなりバタバタしやすい |
いまの自分がどの列に近いか、
一度、静かに見比べてみてください。
「完璧に左側には行けないけれど、
今からでもこの列寄りに寄せていく」
そんなイメージを持てれば十分です。
一括見積もりサイトを使うなら 失敗しないための順番
ここからは、
一括見積もりや比較サイトを使うときの具体的な順番です。
電話が苦手な人ほど、
先に線引きを決めてから使う
これが大事になります。
使う前に決めておくと楽になること
一括見積もりに入る前に、
メモ帳にざっくりでいいので書いておきたいのはこのあたりです。
- 希望する引越し時期の幅
例:3月第3週〜4月第1週のどこか - 許容できる予算の幅
例:〇万円〜△万円くらいまで - 平日に動ける可能性の有無
例:午前半休なら取れそう、土日しか難しい など - 連絡手段の希望
例:できればメール中心がいい、電話は2社まで出る など
これが決まっていると、
サイトに入力するときも
「どこまでが自分の守備範囲か」を意識しやすくなります。
電話が苦手な人のための設定と受け方のコツ
一括見積もりを使うときにいちばん怖いのは、
知らない番号からの着信が連続することですよね。
少しでも気持ちを楽にするために、こんな工夫があります。
- 連絡方法の欄があれば
メール希望、または連絡希望時間帯をしっかり書いておく - 自分の中で
出る会社の数を事前に決めておく
例:最初にかかってきた2社だけ出る、残りはメール対応にする など - 仕事中は出ない、と最初から決めておく
あとから折り返しをこちらのタイミングでかける方が、心が削られにくいです
「全部にちゃんと出ないと失礼かな」と思いがちですが、
新生活シーズンは向こうもとても忙しい時期です。
自分の生活を守れる範囲で線を引いて大丈夫
という前提を、ここで一度おいておきましょう。
見積もり結果の比べ方 値段だけ見ないための簡単な軸
見積もりがそろってきたら、
次の項目をメモ帳に並べてみると比較しやすくなります。
- 料金の目安
- 日程の候補と時間帯
- オプションの有無(養生、梱包の手伝い、家具の分解組み立てなど)
- スタッフの増員が必要かどうか
- 口コミや評判(気になる場合だけでOK)
このとき、
- 料金は最安ではなく、
自分の希望と照らして「納得できるゾーン」かどうか - 日程はカレンダーに書き込んだときに、
他の予定とぶつかりすぎないか
ここを優先して見てあげると、
後で「安いのを選んでしんどくなった」という後悔は減りやすいです。
よくある不安Q&A 新生活シーズンの引越しで迷いやすいポイント
ここからは、
検索バーに打ち込みがちな不安を、
一つずつほどいていきます。
まだ物件探しの途中ですが、このタイミングで引越し料金のことを考えておく意味はありますか?
意味はかなりあります。
物件がまだ確定していなくても、
- 引越し希望の時期
- 行きたいエリア
- 新生活のスタート日
この3つが見えてきた時点で、
- 高くなりやすいゾーン
- まだ抑えやすいゾーン
は、ざっくり把握できます。
記事の前半に出てきた比較表をイメージしながら、
「自分はどの列に寄りやすそうか」を見ておくだけでも、
あとで日程を決めるときに焦りが減ります。
今できるのは、
カレンダーにざっくりと候補を書いておくところまで。
それだけでも十分前進です。
3月後半の土日しか予定が空いていない場合、今からでも料金を抑える工夫はできますか?
正直にいうと、料金は高めになりやすいゾーンです。
ただ、できる工夫は残っています。
例えば、
- 荷物を減らして、トラックをワンサイズ下げられるようにする
- 時間帯を午前指定ではなく、フリーや午後に広げる
- 一括見積もりで複数社の料金を確認し、極端に高いところを外す
この3つを意識するだけでも、
「ただ言われるままに高いプランを選ばされる」
という状態からは抜け出せます。
今からでも間に合う一歩としては、
不要な家具や家電をリストアップする
ここから始めてみるのがおすすめです。
一括見積もりサイトを使うとき、電話が増えすぎないようにするコツはありますか?
あります。
- 申し込みフォームの自由記入欄に
電話ではなくメール中心での連絡を希望していることを書く - 電話に出る会社の数を事前に決めておく
例:最初の2社だけ出て話を聞く - 仕事中は出ない、と割り切る
あとで落ち着いた時間に自分から折り返す
この3つを守るだけでも、
「一日中知らない番号が鳴り続ける」
という状態はかなり避けやすくなります。
それでも不安なときは、
一括見積もりの前に、単発で1社だけ見積もりを取ってみるのもありです。
少し慣れてから、一括見積もりに進むと、心の負担が軽くなります。
距離が短い近距離引越しでも、新生活シーズンだと料金は大きく変わりますか?
距離が短い分、全体の金額は抑えめになりやすいですが、
新生活シーズンの影響はやはり受けます。
理由はシンプルで、
- トラックとスタッフの数には限りがある
- 同じ日に予約が集中すると、近距離も遠距離も取り合いになる
からです。
ただし、近距離だからこそ、
- 時間帯をフリーにする
- 平日も候補に入れる
こういった工夫がしやすい場合も多いです。
距離が短い人ほど、
日程と時間帯の柔軟さを武器にしてあげると良いですね。
荷物を減らせば料金が下がると聞きますが、どのくらい変わるものなのでしょうか?
これは、距離やプランにもよりますが、
特に効いてくるのは
- トラックの大きさが変わるライン
- スタッフの人数が変わるライン
をまたぐかどうか、です。
例えば、
- ソファを手放して、ワンサイズ小さいトラックに収まるようになった
- タンスを減らして、スタッフ1名で対応できるようになった
こういった変化があると、料金はぐっと下がりやすくなります。
逆に、小さな段ボールを数箱減らしただけでは、
そこまで大きな差にはなりにくいです。
「この家具を手放したら、ワンサイズ下のトラックでいけそうか」
という目線で見てみると、判断しやすくなります。
平日休みがほとんど取れない働き方でも、順番を工夫して料金を抑えることはできますか?
完全に土日しか動けない場合でも、
- 早めに動き始める
- 第3希望日まで考えておく
この2つを意識するだけで、
「残り物の日程から選ぶ」状態はかなり避けやすくなります。
また、荷造りや手続きは、
- 仕事から帰ったあとの30分
- 休日の午前中の1時間だけ
といった小さな時間に分けて進めておくのがおすすめです。
土日しか動けないからこそ、
時間の細切れを前倒しに使う
ここが料金とストレスの両方を下げるポイントになります。
まとめ 今日決めるのはこの一歩だけで大丈夫
最後に、ここまでの内容を
「順番リスト」に再圧縮しておきます。
新生活シーズンの引越し 順番リスト
- カレンダーを開き、新生活のスタート日と入居希望時期を書き込む
- 引越し先のエリアを、ざっくりでもいいので2〜3つまで絞る
- 大型家具・家電の数を数え、手放したいものに印をつける
- 第1〜第3希望日まで、現実的な候補日を決めておく
- 平日休みの可能性と、時間帯の希望(午前か午後かフリーか)を考える
- 一括見積もりや比較サイトを使うかどうかを決める
- 使う場合は、連絡方法の希望と予算の幅をメモにまとめてから申し込む
- 見積もりがそろったら、料金だけでなく日時やサービス内容も一緒に比べる
- 業者を決めたら、その日までの荷造りと手続きをカレンダーに割り振る
全部を一気にやる必要はありません。
今日できるのは、
1と2だけでも十分です。
- カレンダーを開いて、新生活のスタート日を書き込む
- 住みたいエリアをメモに3つ並べてみる
この二つが決まるだけで、
引越しの話は一気に「自分ごと」になります。
スマホを握りしめたまま固まる時間を、
少しずつ「自分で決められた」と思える時間に変えていきましょう。
そのための剣として、
この順番リストをいつでも見返せる場所に置いておいてください。
段取りの味方として使えるサービス
最後にひとつだけ、
新生活シーズンの段取りを助けてくれるサービスも添えておきます。
引越し侍で、条件だけまとめて見積もりを一気にそろえる
- 入力するのは、引越し元と先、ざっくりの荷物量、希望時期など
- 複数社の概算が一画面で並ぶので、相場の感覚と候補をすぐ持てる
- メール中心で連絡を受けたい人は、フォームの自由記入欄にその旨を書いておける
電話が不安なときは、
- 最初から「メール連絡希望」と書いておく
- 出る会社は一社か二社まで、と自分の中でルールを決めておく
こんなふうに線を引いておけば、
知らない番号からの着信におびえる時間はかなり減らせます。
料金が上がりやすい新生活シーズンほど、
自分のペースで選べる土台を先に持っておくと、心がぐっと軽くなります。
もしまだ何も動けていないなら、
今日の一歩として、
- カレンダーに候補日を書く
- 引越し侍で相場感だけのぞいてみる
どちらか一つだけ、やってみてください。
それだけでも、新生活のスタートラインは
静かにこちら側へ近づいてきています。





