お金が足りないから、時間も削るしかない。そんなふうに自分に言い聞かせながら、今日も遅い時間にスマホを開いているかもしれません。
結論から言うと、豊かさを増やしたいなら、先に守るべきなのは「お金」ではなく「自分で自由に使える時間」です。
ぼくたちは、お金を増やすために時間を売り続ける生き方から抜け出したときにやっと、「お金持ちのスタートライン」に立てます。
ここから先は、そのスタートラインまでを一緒に歩き直すための地図だと思って、気楽に読み進めてもらえたらうれしいです。
目次
時間持ちはお金持ちの始まりとは何か、先に短く答える
残業続きの夜、コンビニで甘い飲み物を片手に、「この働き方をあと何年続けるんだろう」とふと立ち止まる瞬間があります。
そんなときにまず考えたいのが、「時間持ち」と「お金持ち」は、実は別物だということです。
時間持ちとお金持ち、それぞれの違いをやさしく言い換える
「お金持ち」は、通帳や資産の数字で測りやすいです。
一方で、「時間持ち」は、カレンダーと心の余白で決まります。
ぼくなりに言い換えるなら、こうです。
- お金持ち
: 生活に必要なお金を超えて、選択肢を増やせるだけの余剰を持っている状態 - 時間持ち
: 生活に必要な用事に追われながらも、「自分で好きに使える時間」が毎日少しは確保できている状態
ここで大事なのは、時間持ちでないお金持ちは、実はそんなに幸せではないかもしれないということです。
休みも取れず、いつも仕事の電話に追い回されているなら、数字は増えても、人生の体感温度は下がっていきます。
逆に、収入はまだそこまで高くなくても、毎日1〜2時間を自分の成長や好きなことに使えている人は、数年後に大きな差をつくりやすいです。
ここが、時間持ちはお金持ちの始まりと言われる理由のひとつです。
「いや、そんな余裕のある人の話でしょ」と感じたなら、それも自然です。
だからこそこの記事では、理想論ではなく、今の生活からほとんど離れずに「スタートラインに立つところ」までを一緒に見ていきます。
時間をお金で買うとはどういうことか、身近な例で整理する
時間とお金の関係は、よく「お金で時間を買う」という表現で語られます。
少しだけ、身近な例で考えてみます。
- 片道40分の各駅停車をやめて、少し高い快速に乗る
- 週に1回だけ、クリーニングや家事代行を使って洗濯や掃除を任せる
- 夕食の一部を、まとめて作り置きできるメニューに変える
どれも、少しだけお金を払って、自分の自由時間を増やしている行為です。
ここで増えた時間を、ただぼんやりSNSに流してしまうのか、それとも「自分の未来のための行動」に振り向けるのかで、何年か後の景色が大きく変わります。
たとえば、快速に切り替えて生まれた20分を、毎回「睡眠の延長」に使うだけでも、体力の戻り方は変わります。
家事代行で生まれた2時間を、「パートナーとの会話」と「自分の勉強」に1時間ずつ分けてもいい。
ぼくたちが目指したいのは、時間をお金で買って、その時間をさらに「未来のお金と自由」に変えていく循環です。
この循環の入口に立つことが、お金持ちのスタートラインに上がることでもあります。
なぜ時間持ちが、お金持ちへのスタートラインになるのか
少しだけ視点を変えてみます。
お金を増やすための行動って、たいてい「今すぐ成果が出るもの」ではありません。
- 資格やスキルの勉強
- 副業のリサーチと準備
- 会社の外でのつながりをつくる
- 健康習慣を整えて、長く働ける体を守る
これらは、今日頑張ったからといって、明日の給料が急に2倍になるわけではないですよね。
それでも、数カ月〜数年という単位で見れば、未来の選択肢を増やしてくれるものばかりです。
そしてこうした行動は、自分で自由に使える時間がないかぎり、そもそもスタートラインに立てません。
朝から晩まで仕事と家事で埋まっていると、頭も体も疲れ切ってしまい、「やったほうがいい」と分かっていても、動けなくなってしまいます。
だからこそ、ぼくはこう考えています。
- お金持ち
: 自由に使えるお金と時間を、両方ある程度そろえた人 - 時間持ち
: その状態へ向かうためのスタートラインに立った人
今の収入がどんな状態でも、先に「時間を守る」ことから始めると、あとからお金の流れを変えやすくなる。
ここから先は、その具体的な整え方を、一つずつ見ていきます。
いま時間が消えている仕組みを、ぼくと一緒に見直す
ここまで読んで、「そうは言っても、時間なんて余っていない」と感じているかもしれません。
それはとても自然な感覚ですし、そのしんどさごと、いったん受け止めたいなと思います。
夜、ソファから立ち上がれないまま気づけば23時を過ぎていて、「また何もできなかった」とため息をつく。
そんな日が続いていたら、「時間を守ろう」と言われても、どこから触ればいいか分からなくて当然です。
ぼくたちはみんな、何となく毎日をやり過ごしているうちに、「どこにどれくらい時間を使っているのか」が分からなくなっていきます。
まずはそこから、いっしょにゆるくほどいていきましょう。
平日の24時間をざっくり棚卸ししてみる
むずかしい時間管理術はひとまず横に置いて、ざっくりでいいので平日の1日をイメージしてみてください。
- 睡眠
- 仕事・通勤
- 家事・育児・介護
- 食事や入浴
- スマホやテレビ
- なんとなくの雑用
こうやって並べてみると、「ほぼ全部必要だよ」と言いたくなるかもしれません。
実際、どれも大事な要素です。
ただ、ここで大事なのは、削るために書き出すのではなく、「色分けするために書き出す」ことです。
- どうしても削れない時間
- まとめると楽になる時間
- 減らしても困らなさそうな時間
この3つに色分けしていくと、「全部が全部、同じ重さではない」ことが少しずつ見えてきます。
紙に書いてもいいし、スマホのメモでも大丈夫です。
完璧に分けられなくてもいいので、「なんとなくこのへんは動かせそうだな」と感じる場所を、1カ所だけ見つけておきましょう。
それだけでも、頭の中にあったモヤモヤが、少しだけ輪郭を持ちはじめます。
時間貧乏をつくる3つのパターン
ここで、よくあるパターンを3つだけ挙げておきます。
もし当てはまっても、それは「ダメな自分」ではなくて、「構造上そうなりやすい環境」にいるだけなので、安心して読んでください。
- 長時間労働が習慣になっている
毎日のように残業があり、定時で上がることに罪悪感を覚えてしまう状態です。
仕事そのものにやりがいがあっても、体力と心の余白は少しずつ削られていきます。 - 通勤や移動時間が長い
片道1時間以上かけて通勤していると、それだけで1日2時間以上が移動に消えます。
電車の中でスマホを眺めていると、「なんとなく休んでいるつもり」になりやすいですが、目と頭は意外と疲れています。 - 情報との付き合い方が苦しくなっている
仕事のチャット、メール、SNS、ニュース。
常に何かしらの通知が光っていると、「気づいたら1時間経っていた」という時間が増えていきます。
このどれか、あるいは全部に心当たりがあったとしても、それは「あなたの努力不足」ではありません。
環境と仕組みがそうさせている部分も大きいです。
だからこそ、いきなり全部を変えようとせず、「いじれそうな範囲」から触っていくことが大切になります。
ここまで読めている時点で、もうすでに「変えたい」と感じているあなたには、その力があります。
今日からいじれそうな5〜15分の隙間を一緒に探す
ここで、さっそくひとつだけ行動を考えてみます。
- 通勤電車でのスマホ時間のうち、5分だけ別のことをする
- 寝る前のスマホを、15分だけ早めに切り上げてみる
- 朝起きてすぐの10分を、静かな時間として確保してみる
このどれか一つでも、できそうなものはありますか。
もし迷ったら、いちばん楽そうなものから選んで大丈夫です。
最初の目的は、「完璧な時間管理」ではなく、「自分で時間に手を伸ばせた感覚」をつくることだからです。
ここで見つけた5〜15分は、のちほど話す「未来の自分のための時間」の種になります。
いったんタネだけ握っておいて、次に進みましょう。
「時間持ち」の入口に立てているかチェックする
ここからは、今の自分がどのあたりにいるのか、軽く確かめていきます。
テストではなく、健康診断のようなイメージで眺めてもらえるとちょうどいいです。
まずは現状を知るための時間持ち予備軍チェック
次の表を見ながら、当てはまる項目に心の中で印をつけていきます。
紙に書き出してもいいですが、読むだけでも十分です。
| 項目 | 当てはまるか |
|---|---|
| 平日に「自分のためだけの時間」が30分以上ある日が、週に1日以上はある | |
| 通勤や移動中、なんとなくSNSを眺めている時間が1日30分以上ある | |
| 「今日やること」を3つ以上抱えたまま寝てしまう日が、週に3日以上ある | |
| 家事や育児など「絶対に削れない時間」と、実はまとめられる用事を分けて考えたことがある | |
| 固定費(家賃・サブスク・保険など)をここ1年以内に見直した | |
| 時間を買うためにお金を使った経験(家事代行・時短家電・移動手段の工夫など)が一度はある | |
| 疲れたとき、「とりあえずスマホ」以外の休み方を一つ以上用意している | |
| 週に一度でも、仕事やお金のことを考えない時間を意識的につくっている |
ここで「できていない項目」が多くても、全く問題ありません。
むしろ、どこから整えればいいかが浮き上がってきたと思ってもらえたらうれしいです。
チェック結果を3つのタイプに分けて読む順番を決める
ざっくり、次の3つのタイプに分けてみます。
- Aタイプ:できている項目が半分以上
→ 時間の守り方の感覚はすでに持っているので、のちほど出てくる「選択肢の比較」と「小さな習慣」のパートに重点を置くと、さらに整えやすくなります。 - Bタイプ:できている項目が3〜4つくらい
→ いくつかの柱は立っているので、「どこに時間が消えているか」をもう少し細かく見ていくと、改善ポイントが見えやすくなります。ひとつ前の章と、このあとの比較の章が特に役立ちます。 - Cタイプ:できている項目が2つ以下
→ まずは「時間を取り戻すための土台づくり」から一緒にやっていきましょう。焦らずに、通勤・睡眠・固定費あたりの整えやすいところから、1本ずつ柱を立てていけば大丈夫です。
ここまで読めたあなたなら、どのタイプに近くても、少しずつ変えていけるはずです。
次は、「時間とお金の使い方の選択肢」を一度テーブルの上に並べてみます。
時間の使い方の4つの選択肢を比較する
残業を増やすか、副業をするか、節約を極めるか。
どの道にもメリットとしんどさがあって、「どれが正解か分からない」と感じるのは自然なことです。
ここでは、代表的な4つの選択肢を並べてみます。
- 残業を増やして収入を上げる
- 節約を徹底して支出を減らす
- 副業やスキルアップで収入源を増やす
- 固定費と働き方を見直して、時間を生み出す
時間とお金の関係を4パターンで俯瞰する
まずは、ざっくりとした比較から見てみましょう。
| 選択肢 | 時間の自由度 | 収入の伸びしろ | 心身の負担 | 初期ハードル | リスク | スキル・経験の蓄積 | 家族との時間への影響 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 残業を増やす | 大きく減る | 短期的には増えやすい | 高くなりやすい | 低い | 体調・メンタルの悪化 | あまり増えないことも多い | 減りやすい |
| 節約を徹底する | 使い方次第 | 限界がある | 我慢が続くときつい | 中 | ストレスで反動が来る | お金の感覚は鍛えられる | 付き合いが減る可能性 |
| 副業・スキルアップ | 最初は減るが、後に増える可能性 | 中長期で伸びる | 頑張り方次第 | 中〜高 | 収入が不安定な時期がある | 大きく増えやすい | 調整しないと減りがち |
| 固定費と働き方の見直し | 増えやすい | 中長期でじわじわ効く | 一時的に負担が増えることも | 中 | 環境変化のストレス | 生き方の選択肢が増える | 増やしやすい |
どれか一つが絶対的な正解ではありません。
大事なのは、今の自分の状況と体力、心の余裕に合わせて、「どれをどの順番で試すか」を決めることです。
自分に合う方向性を選ぶための視点
もし、いまこんな感覚が強いなら、それぞれこんな選び方があります。
- とにかく今すぐお金が足りない
→ 短期的には残業や節約に頼らざるを得ないかもしれません。ただし、「いつまで続けるのか」と「どのタイミングから別の選択肢に移るのか」を、あらかじめ決めておくと、消耗しきる前に方向転換しやすくなります。 - 体力やメンタルがきつくなってきている
→ 残業を増やす方向は、できるだけ避けたいところです。可能なら、固定費の見直しや、通勤時間を短くする工夫から始めて、少しずつ「時間の余白」を回復させていきましょう。 - 将来への不安が強く、今から準備したい
→ 副業やスキルアップの方向に、少しずつ時間を振り向けていくのがおすすめです。そのためにも、「今ある時間の何割までなら、未来の準備に使うか」を決めておくと、燃え尽きにくくなります。
もしここまで読めているなら、今すぐ決めるべきなのは「全部どうするか」ではなく、「この4つのうち、どこから触っていくか」だけです。
よくある質問で、不安をひとつずつほどいていく
ここからは、時間持ちを目指そうとしたときに出てきやすい疑問や怖さに、ひとつずつ触れていきます。
気になるところだけ読んでもらっても大丈夫です。
ライフステージ別のよくある悩みを眺めておく
状況によって、悩みの形は変わります。
- 子どもが小さくて、夜もゆっくり眠れない
- 親の介護が始まり、自由時間が読めなくなった
- 一人暮らしで、家事も仕事も全部自分でこなしている
- 管理職になり、仕事の責任が重くなった
どの状態にいても、「今は時間持ちから遠い場所にいるだけ」であって、「一生そこから出られない」と決まったわけではありません。
ここからのQ&Aは、そんな前提で読んでもらえたらと思います。
よくある質問と、静かな答え
Q1 子育てや介護で自由時間がほとんどなくても、時間持ちを目指せますか?
目指していいし、目指してほしいです。
ただし、「毎日1時間の勉強」ではなく、「1日5分の深呼吸から」で大丈夫です。
例えば、
- 子どもが寝たあとに、5分だけ静かな飲み物タイムをつくる
- 介護の合間に、窓を開けて深呼吸して、空を一度見上げる
これも立派な「自分で自由に使う時間」です。
そこに慣れてきたら、その5分を10分に伸ばす日を、週に1回だけ増やしてみる。
そのくらいのペースで十分です。
Q2 副業や勉強にあてる時間がまったく取れません。何から変えればいいですか?
いきなり新しいことを足すのではなく、「減らせるもの」を一つだけ探すところから始めてみてください。
- 通勤中のSNSを5分だけ減らす
- 寝る前の動画視聴を、1本だけ減らす
そこで浮いた時間を、最初は「情報収集」ではなく、「紙とペンで今の不安を書き出す時間」にあてるのも、とても意味があります。
頭の中のモヤモヤを外に出すことで、「何を学ぶべきか」が見えやすくなるからです。
Q3 お金を使って時間を買うのが怖いです。浪費にならないか不安です。
その感覚は、とても健全です。
ここでのポイントは、「時間を買うお金」と「気分を紛らわせるお金」を分けて考えることです。
例えば、
- 家事代行を使って、週に1度だけ2時間の自由時間をつくる
- 少し高いけれど、通勤時間を短くできるルートに変える
こうした支出は、そこから生まれた時間をどう使うかによって、「浪費」か「投資」かが変わります。
その時間を、睡眠の補充や、自分の体を整えることに使ってもいいし、未来の準備に使ってもいい。
いずれにしても、自分の人生の質を上げる方向に使えているなら、十分に価値のあるお金の使い方だと、ぼくは思います。
Q4 パートナーや家族が理解してくれない場合、どう時間を確保すればいいですか?
誰かの協力が必要な場合、「わかってほしい思い」と「お願いの仕方」を少し分けて考えるのが有効です。
例えば、
- 「いつもありがとう」と感謝を伝えたうえで、
- 「週に1回、30分だけ一人の時間をもらえないかな」と具体的にお願いする
このとき、「その時間で何をするか」も一言添えておくと、相手もイメージしやすくなります。
理解してもらえない日もあるかもしれませんが、そのたびに少しずつ対話を重ねていくことで、状況がじわじわと変わっていくことも多いです。
Q5 これまで何度も時間管理に挫折してきたのですが、また失敗しそうで怖いです。
何度も挫折しているということは、それだけ挑戦を重ねてきた証でもあります。
ここからは、「完璧なスケジュール」ではなく、「崩れても戻れる仕組み」を目指すほうがうまくいきやすいです。
例えば、
- 朝1時間の勉強が続かなかったなら、「週3回・30分」に変える
- ToDoリストがつらいなら、「今日やらないことリスト」をつくる
「続かなかった自分」を責めるよりも、「そのやり方は、今の自分には合わなかったんだな」と受け止めて、少し軽いバージョンに差し替えていきましょう。
Q6 収入が少なくても、時間持ちとお金持ちの両方に近づくことはできますか?
できます。
むしろ、収入が限られているからこそ、時間とお金の使い方をていねいに選ぶことで、数年後の差がつきやすくなります。
- 固定費を見直して、少しでも「減らせる支出」を探す
- その分、生まれた余裕を「自分の体・学び・人とのつながり」に回す
この繰り返しは、地味に見えても強力です。
収入が低い時期からこうした選択を積み重ねておくと、収入が増えたときに、その分だけ時間をさらに買うことができるからです。
Q7 どこまでいけば「時間持ちになれた」と言っていいのでしょうか?
ぼくは、「毎日、5分でも自分のための時間を意識的に守れている状態」を、一つの目安だと思っています。
もちろん、理想を言えば1時間や2時間ほしいところですが、最初からそこを狙うと苦しくなりがちです。
- 今日は5分しか守れなかった
- 昨日は10分守れた
こうした波を含めて、「自分で時間のハンドルを握れている感覚」が少しずつ増えていれば、それはもう立派な時間持ちの入口です。
今日からできる小さな時間持ち習慣で締める
ここまで、かなり長い話を一緒に歩いてきました。
最後に、「じゃあ結局、何から始めればいいのか」をいっしょにまとめておきます。
時間持ちへの道のりを3つのステップにざっくりまとめ直す
ぼくなりに整理すると、時間持ちへの道のりは、おおまかにこの3ステップです。
- いま時間がどこに消えているかを知る
- 動かしやすい場所から、5〜15分だけ時間を取り戻す
- 取り戻した時間を、「自分の体・心・未来」のどこかに投資する
この流れを、何度もぐるぐると回していくイメージです。
回数を重ねるほど、少しずつ時間の余白が厚くなり、その余白がさらにお金と自由を連れてきてくれます。
今日から始められる、5〜15分単位の小さな実践アイデア
具体的に、こんなことから試してみるのもおすすめです。
- 通勤電車で、1駅分だけスマホを閉じて、目を閉じて休む
- 寝る前の15分を、「柔らかい光の中で本を読む時間」に変えてみる
- 週に1回、コンビニに寄らずにまっすぐ帰り、その分の時間とお金を、好きな飲み物と静かな時間に回す
- 日曜日の夜に、来週の自分に「やらないこと」を3つだけメモする
どれも、小さくて地味な一歩です。
それでも、こうした一歩が積み重なるほど、「時間を売り続けるしかない人生」から少しずつ離れていけます。
時間とお金の選び方で迷ったときの、最終判断の基準
最後に、「どの選択肢を選べばいいか」で迷ったときの基準を、箇条書きで残しておきます。
- その選択を続けたとき、半年後の自分は少し楽になっているか
- 今の体力と心で、その選択を3カ月続けられそうか
- 家族や大切な人との時間を、完全に削りきっていないか
- その選択で生まれた時間やお金を、「自分の体・心・未来」に回せているか
- やめたいと思ったときに、ちゃんとやめられる余地が残っているか
このうち、3つ以上に「はい」と言えるなら、その選び方は今のあなたにとって悪くない方向だと思います。
もし迷ったら、「お金のために時間を売るだけの選択か」「時間を守るためにお金や働き方を調整する選択か」を意識してみてください。
後者を少しずつ増やしていくことが、時間持ちがお金持ちのスタートラインになるというテーマの核心です。
ここまで読んでくれたあなたは、すでに一度立ち止まり、「このままでいいのか」と自分に問いかけています。
その問い自体が、時間を取り戻すための最初の一歩です。
きょうこのあと、あるいは明日の朝。
たった5分でも、「自分のためだけの時間」をそっと確保してみてください。
その5分が、未来のあなたにとって、思っている以上に大きな意味を持つかもしれません。





