目次
結論から話したい。粘り強さは、根性ではなく仕組み探しに使う
続かないのは、意志が弱いからではありません。
まだ、自分に合う仕組みが見つかっていないだけです。
夜、布団の中で画面を見つめながら、ため息をつく瞬間があります。
やる気がゼロになった訳ではないのに、体も頭も動かない。
昨日までの自分ががんばっていた形跡だけが、タスク管理アプリやノートの中に並んでいます。
ここで多くの人は、自分を責めます。
さぼった、三日坊主だ、また失敗した。
でも、そこで責められるべきなのは、あなたではなく、仕組みの側です。
ぼくは、いったん定義からひっくり返したいと思っています。
粘り強さとは、
同じやり方を歯を食いしばって続ける力ではなく、
自分に合う仕組みが見つかるまで仮説を変え続ける力です。
気合いを振り絞る方向ではなく、
仕組みを探し直す方向に、粘り強さを振り向けていく。
この記事では、そのための考え方と具体的な一手を、一つずつ一緒に見ていきます。
途中で立ち止まりたくなったら、深呼吸してから、また戻ってきてください。
読むペースも、試すペースも、あなたの生活のリズムで大丈夫です。
仕組みとは何か。ふわっとした言葉を分解する
まず、仕組みという言葉を、もう少し手触りのある形にしておきます。
ふわっとしたままだと、結局気合いの話に飲み込まれてしまうからです。
ここでは、仕組みを次の三つの部品に分けて考えます。
- 条件
- 手順
- 戻りどころ
一つずつ、生活の場面に落としていきます。
条件とは
条件は「いつ・どこで・何をきっかけに始めるか」です。
朝起きてすぐ、
通勤の電車に座れたら、
コーヒーを入れて一口飲んだら。
こういう合図が、条件です。
条件が決まっていないと、
やるかやらないかを、そのたびに考え続けることになります。
それだけで、かなりの体力を消費します。
手順とは
手順は「最初に何をして、次に何をするか」です。
英語の勉強なら、
参考書を開く前に、
机にノートを開き、
前回やったページを三十秒だけ眺める。
筋トレなら、
マットを敷いて、
水を一口飲んで、
一番軽いメニューを十回だけやる、など。
最初の三手くらいまでが、自動で指が動くくらいに決まっていると、
気分が重い日でも、始めるところまでは行きやすくなります。
戻りどころとは
戻りどころは「崩れたあとに、どこまで戻れば合格とするか」です。
たとえば、
一週間、勉強を飛ばしてしまったとします。
このとき、
- 一週間分をすべて取り戻さないとやる意味がない
- 一日分だけでもできれば合格
どちらを基準にしているかで、戻りやすさがまったく違います。
戻りどころを決めていないと、
崩れた瞬間に、全部を投げ出したくなります。
ここで多くのノートとアプリが、静かに閉じられていきます。
三つそろって、はじめて仕組みになる
条件。
手順。
戻りどころ。
この三つがそろったときにはじめて、仕組みとして機能します。
どれか一つだけが抜けていると、意志の力で補う必要が出てきます。
がんばり続ける前に、
自分の毎日を眺めて、
どこに条件を置き、
最初の三手をどう並べて、
崩れたときはどこまで戻るか。
ここを一緒に考えていきましょう。
一日のどこに、仕組みを考える十五分を置くか
仕組みの話をすると、
多くの人が、こんなふうに心の中でつぶやきます。
仕組みを考える余裕がないから、困っているのに。
ここで大事なのは、
仕組みを考える時間を、別枠として確保することです。
それも、一時間ではなく、十五分だけでかまいません。
一日の中には、
ほとんど意識していない「薄い余白」があります。
- 朝、顔を洗う前の三分
- 通勤電車で、ぼんやりと画面を眺めている十分
- 夜、布団に入ってから、アプリを行ったり来たりしている十五分
このうち一つを、
仕組みを見直すための十五分に切り替えてみるイメージです。
朝型の十五分
朝、まだ誰にもメッセージを送られていない時間帯は、
一日の中でもっとも静かな瞬間です。
眠いかもしれませんが、
頭は意外と澄んでいます。
- 前日の夜に気になったことを一つだけ書き出す
- 今日一日を楽にするための工夫を一つだけ考える
これだけでも、仕組みの種になります。
夜型の十五分
夜、布団の中でスマホを握りしめている時間。
ここも、仕組みを考える良いタイミングです。
疲れ切っていて、難しいことはできないかもしれません。
それでも、
- 今日うまくいかなかった場面を一つだけ思い出す
- 明日同じ場面が来たら、どう動くかを一行だけメモする
これだけなら、何とか手が動きます。
完璧な仕組みを一気に作ろうとする必要はありません。
仕組みは、毎日の小さな修正の積み重ねで、少しずつ整っていきます。
もし今、気力が残っているなら、
今日のうちに十五分をどこに置くか、心の中で仮予約してみてください。
三つのスタイルを見比べる。根性頼みと思いつきと仕組み化
ここで、日々のがんばり方を三つのスタイルに分けて眺めてみます。
- 気合いと根性だけで押し切る
- その場のひらめきと思いつきで動く
- 仕組みを決めてから、そこにのせる
それぞれの特徴を、箇条書きで整理します。
自分がどこに寄りがちか、心の中で照らし合わせてみてください。
気合いと根性に頼るスタイル
- その日その日のテンションで、作業量が大きく変わる
- 調子が良い日はものすごく進むが、悪い日はゼロに近い
- 周りからは、がんばっているように見えやすい
- 長期戦になると、体力と心が先に擦り切れる
- 崩れたときに「もう無理だ」と全部を投げたくなりやすい
思いつきで動くスタイル
- 目の前で気になったことから手をつけるので、瞬発力はある
- ただし、やることが散らばりやすく、積み上がりが見えにくい
- 新しいアプリや情報にすぐ飛びついてしまい、道具だけが増える
- 終わったあと「今日は何をやっていたんだろう」と虚無感が出やすい
- ある種の楽しさはあるが、疲れたときに続きにくい
仕組み化してから動くスタイル
- やるかやらないかの判断回数が減るので、消耗が少ない
- 調子が悪い日でも、最低限のラインなら守りやすい
- 崩れたときに、どこまで戻れば良いかが決まっている
- 変えたいときは、仕組みの一部だけを入れ替えれば良い
- 一見地味だが、数か月から一年単位で見ると差が大きく開く
どれか一つだけが正解、という話ではありません。
短距離走のような場面では、気合いで一気に走り切る必要もあります。
遊び心が欲しいときは、思いつきで動くほうが良いこともある。
ただ、長く続けたいことについては、
仕組み化の比率を少しずつ増やしていくほうが、
あなたの努力を守る力が強くなっていきます。
ここまで読んで、今の自分が
どのスタイルに偏っているか、
心の中で名前だけ付けておいてください。
後で、仕組みの整え方を選ぶときの手がかりになります。
いまの仕組みのボトルネックを見つけるチェックリスト
続いて、いまの生活のどこに詰まりがあるかを確認していきます。
次の項目のうち、当てはまるものに心の中で印をつけてみてください。
開始のハードルに関する項目
- やることは分かっているのに、着手までに三十分以上かかる日が多い
- 何かを始める前に、ついSNSや動画を開いてしまう
- 机に座るまでが一番しんどくて、その前にあきらめてしまうことがある
決めることの多さに関する項目
- 今日何をやるかを、その場の気分で決めている
- タスクが多すぎて、どれからやるか決めるだけで疲れる
- 一度決めたはずの予定を、何度も頭の中で組み替えてしまう
最低ラインの不在に関する項目
- 調子が悪い日は、すべてをゼロにしてしまう
- 少しだけやる、という選択肢がそもそも思いつかない
- ゼロの日が続くと、自分を責める気持ちが強くなって手が動かなくなる
崩れたあとの戻りどころに関する項目
- 三日以上サボると、再開するときにものすごく気まずさを感じる
- 途中から再開するのが怖くて、最初からやり直そうとしてしまう
- 取り戻せない量がたまると、全部放棄したくなる
周りとの調整に関する項目
- 他人の予定や連絡が入ると、自分の時間を全て後ろにずらしてしまう
- 自分のための時間を確保すると、罪悪感が出てくる
- 周りに理解されないのが怖くて、こっそりやろうとして続かなくなる
いくつか印がついたかもしれません。
一つでも当てはまるものがあれば、そこが仕組みの修正ポイントです。
全部を一気に変える必要はありません。
次のどれか一つだけ、今日は触れてみてください。
- 開始のハードル
- 決めることの多さ
- 最低ライン
- 崩れたあとの戻りどころ
- 周りとの調整
この中から、一番しんどさが強いところを、一つだけ選びます。
そこが、仕組みを変える時の最優先の地点です。
比べて分かる、あなたに合う仕組みの置き方
次に、三つのスタイルを、別の観点から見比べてみます。
自分に合いそうな比率を考えるための、簡易な比較です。
続きやすさという観点
- 気合いと根性
- 調子が良い期間は続くが、崩れたあとに戻りにくい
- 思いつき
- 気分が乗っているうちは続くが、忙しい時期に一気に止まりやすい
- 仕組み化
- 一歩目さえ踏み出せれば、淡々と続きやすい
その場の爆発力という観点
- 気合いと根性
- 短期間で成果を出す場面では強い
- 思いつき
- 新しいアイデアが必要な場面では力を発揮する
- 仕組み化
- 一気に伸ばすというより、じわじわ効いてくる
心の消耗度という観点
- 気合いと根性
- 自分を責める言葉が増えやすく、反動も大きい
- 思いつき
- その場は楽しいが、後から虚無感が押し寄せることがある
- 仕組み化
- 一日単位では地味だが、心の傷はつきにくい
崩れたときの戻りやすさという観点
- 気合いと根性
- また同じくらいがんばらないといけない気がして、踏み出しにくい
- 思いつき
- その場のノリで戻れるが、前回の続きからではなくゼロからになりやすい
- 仕組み化
- 戻りどころが決まっていれば、そこまで戻れば良いので、最初の一歩が軽い
周りとの調整のしやすさという観点
- 気合いと根性
- 周りの予定が乱入すると一気に崩れる
- 思いつき
- 周りに合わせるのは得意だが、自分の時間が薄くなりがち
- 仕組み化
- 周りとの折り合いを含めて設計しておければ、崩れにくくなる
これらを見て、
自分が今までどの観点を重視してきたか、少しだけ振り返ってみてほしいです。
短期の爆発力を優先したいのか。
心の消耗を減らしたいのか。
崩れたあとの戻りやすさを上げたいのか。
優先順位が分かれば、
仕組みをどう組み替えるかの方向性も、見えやすくなります。
パターン別に、仕組みの小さな修正案を置いてみる
チェックリストで印が付いたところに応じて、
試しやすい修正案をいくつか置いておきます。
全部をやる必要はありません。
いちばんしんどい場所に対応するものを、一つだけ拾ってもらえれば十分です。
開始のハードルが高い場合
- 最初の作業を、三分で終わるものに変える
- 作業の前にやる儀式を一つ決める
- 例としては、机を軽く拭く、ペンを並べる、ストレッチを十秒するなど
- 作業場所に着いた時点を、達成としてカウントする日を用意する
決めることが多すぎる場合
- 今日やることを、一つだけ紙に書いて机の真ん中に置く
- 明日の自分へのメモを、寝る前に一行だけ残しておく
- 週の最初に、ざっくりとした優先順位だけ決めておく
最低ラインが決まっていない場合
- 調子が最悪の日のための、お守りメニューを決める
- 例としては、英語なら単語を三つだけ見る、筋トレなら一種目十回だけ
- お守りメニューでも達成とみなす日を、あらかじめ許可しておく
- 最低ラインをやった日は、カレンダーに小さな印をつける
崩れたあとの戻りどころがない場合
- 中断した場所ではなく、戻る地点を固定しておく
- 例としては、常に三日前の内容から再開する
- 再開一回目は、内容理解よりも戻る儀式として扱う
- 再開した日を、がんばった日に含めるルールを作る
周りとの調整がつらい場合
- 自分の時間を予定としてスケジュールに書き入れる
- 身近な人に、ひとことだけ事前に伝えておく
- 例としては、この時間は静かにしているかもしれないけれど、すぐ戻るね、など
- どうしても崩れる日用に、振り替え枠を週に一つ用意する
どの案にも共通しているのは、
がんばりの量を増やすのではなく、
戻りやすさと始めやすさを高めている点です。
ここまで読めた人は、
もう一つだけ行動を足してみてもきっと大丈夫です。
今、気になった修正案を、一つだけメモに書いておいてください。
それが、新しい仕組みの最初の一片になります。
生活ごと整える。こっそり仕組みを置いていく感覚
仕組みという言葉を聞くと、
大きな計画や、立派な表が頭に浮かぶ人も多いです。
ただ、実際に生活を支えてくれるのは、
もっと小さくて、周りから見えない工夫の積み重ねです。
たとえば、次のようなものです。
- スマホのホーム画面の一番目に、今日一つだけやりたいことのメモを置く
- 夜使うノートや本は、朝のうちにテーブルの端に出しておく
- 深夜まで仕事が続く時期は、あえて仕組みの難易度を下げておく
誰かに宣言する必要はありません。
むしろ、こっそり置いておいたほうが、心が守られる場合もあります。
見える場所と見えない場所
仕組みには、見えるものと見えないものがあります。
見える仕組みは、
カレンダー、チェックリスト、スケジュールアプリなど。
見えない仕組みは、
心の中のルールや、
自分だけの合図です。
- 二十三時を過ぎたら、新しい作業は始めない
- 心がざわついているときは、いったん机から離れて窓際に立つ
- 体調が悪い日は、最低ライン以外をすべて降ろす
こうしたルールは、他人からは分かりません。
それでいいのです。
見えるほうを整えすぎると、
自分を縛り過ぎてしまうこともあるので、
見えないほうも同じくらい大切にしてほしいと思っています。
崩れたときの合図を、先に決めておく
仕組みを整えていても、
生活が大きく揺れる時期は必ず来ます。
仕事が一時的に増えるとき。
家族の事情で、時間の使い方が変わるとき。
そんな時に、
あらかじめ決めておいた合図があると、
自分を責めずに路線変更がしやすくなります。
合図の例を挙げてみます。
- 一週間連続で最低ラインしかできなかったら、仕組みを見直す合図にする
- 三日連続で睡眠時間が短くなったら、やることを一つ減らす
- 週に一度、日曜の夜に、来週の自分はどんな状態かを想像してみる
この合図を、ノートの隅やスマホのメモにそっと書いておきます。
崩れたときのために仕込んでおく優しさは、
未来の自分にとって、大きな救いになります。
よくある不安を、まとめてほどいておく
ここからは、よく聞かれる疑問を、
質問と答えの形で置いておきます。
読みながら、自分の心に近いものを探してみてください。
Q 続かない自分は、やっぱり弱いのでしょうか
続かないと感じたとき、
真っ先に自分の弱さを責めてしまうのは、とても自然な反応です。
ただ、多くの場合、弱いのはあなたではなく、仕組みの側です。
開始の条件が曖昧だったり、
最初の一手が重たすぎたり、
戻りどころが決まっていなかったり。
そのままがんばり続けるよりも、
どこが弱いのかを特定して、
そこだけ少しずつ強くしていくほうが、長く続きます。
自分を責める時間を、
仕組みの点検に少しだけ回してあげてください。
Q 仕組みを考えることすら続きません
仕組みを考えること自体が、
新しい負担になってしまうケースもあります。
そんなときは、
考えることを一人で抱え込まない工夫が有効です。
- 週に一度、誰かとの雑談の中で「こう変えたいんだよね」と口にしてみる
- メモ帳に、気づいたことを一行だけ書き溜めておき、週末にまとめて眺める
- 自分の中で真剣に考える期間と、いったん保留する期間を区切っておく
仕組みを考える時間は、
いつも全力でなくていいです。
集中できるときにだけ、少し深く潜る。
疲れている時期は、メモを増やすだけにしておく。
そんなゆるい波で捉えても、十分意味があります。
Q 周りから理解されないのが怖くて、動けません
身近な人に、自分の変化をどう思われるか。
それが怖くて、一歩を踏み出せないこともあります。
ここで意識しておきたいのは、
見せる部分と、見せない部分を分けておくことです。
- 見せる部分
- 日々の生活が整いやすくなること
- 機嫌や体調が安定しやすくなること
- 見せない部分
- どんな仕組みをどこに置いているかの細かい内容
具体的なやり方は、知られなくても大丈夫です。
ただ、変化の結果として、
あなたの表情や態度が少し穏やかになれば、
それだけで周りにとっても良いことになります。
一気に理解してもらおうとせず、
少しずつ様子を見せていくくらいで、ちょうど良いはずです。
Q やめどきを決められなくて、無理をし続けてしまいます
粘り強さを大切にする人ほど、
やめどきを決めるのが苦手です。
続けることに価値を感じるあまり、
限界を超えても走り続けてしまう。
そこでおすすめなのが、
あらかじめ撤退の条件を決めておくことです。
- 一か月続けてみて、生活全体が明らかに苦しくなっていたら、一度止める
- 三か月試しても手応えが薄い場合は、別のやり方を検討する
- 同じことで一年以上悩み続けているなら、一度外の力を借りる
こうした条件を、
心の中だけでなく、紙やアプリに書き出しておきます。
撤退は敗北ではありません。
粘り強さを守るための、大切な技術です。
Q 道具選びにこだわり過ぎて、行動が進みません
手帳やアプリ、ノートや文房具。
道具選びは楽しいので、つい時間を使ってしまいます。
ただ、何週間も、何か月も道具の情報を追い続けているなら、
少し立ち止まってみてもいいかもしれません。
一つ提案があるとすれば、
道具選びを、ご褒美に格下げすることです。
- まずは、今手元にある一番シンプルな道具だけで一週間動いてみる
- そのあと、どうしても不便だったところだけを埋める道具を探す
- 新しい道具を選んだら、その一つを最低一か月は試してみる
この流れにしておくと、
道具選びが目的になることを防ぎやすくなります。
Q 三日坊主が続きすぎて、自分を信用できません
三日坊主が続くと、
新しいことを始めるたびに、心のどこかで
どうせまた、とつぶやきが浮かびます。
ここで視点を変えてみたいのは、
三日坊主という現象の扱い方です。
三日坊主は、失敗ではなく、
そのやり方では三日目あたりでエネルギーが切れる、という
一つのデータです。
- スタートの条件が、自分には重すぎたのかもしれない
- 手順が長すぎて、途中で息切れしたのかもしれない
- 戻りどころがなく、四日目の一歩が重たすぎたのかもしれない
原因は、いくつも考えられます。
そこで、次に試すときは、
やる内容ではなく、仕組みのほうを変えてみます。
- 同じことを、時間か量のどちらかだけ半分にしてみる
- 最初の三日間は、内容のクオリティを完全に無視してよしとする
- 四日目は、あえて前日と同じことを繰り返すだけにする
三日坊主を繰り返してきた人は、
そのたびにデータを持ち帰ってきた人でもあります。
自分を信用できないと感じたときこそ、
そのデータを眺めながら、
仕組みのほうを少しずつ信頼できる形に変えていきましょう。
まとめ。仕組みを選ぶ基準を、箇条書きでそろえておく
最後に、今日の話を、
これから仕組みを選ぶときの基準として、箇条書きでまとめます。
仕組みを選ぶときに、大切にしてほしい基準は次の通りです。
- 一歩目が三分以内で踏み出せるか
- 調子が悪い日でも守れる最低ラインが決まっているか
- 崩れたあとに戻る地点が、あらかじめ用意されているか
- そのやり方を続けたとき、心の中に責める言葉よりも、少しだけ誇らしさが増えそうか
- 周りとの関係を大きく壊さずに、こっそり続けられるか
- 三日坊主になったとしても、次の試行に活かせる学びが一つはあるか
- 仕組みそのものを変える余地が残されているか
この中から、特に大事にしたいものを三つだけ選んでおくと、
これから出会う情報や道具を、「自分の基準」で見ることができるようになります。
粘り強さは、
自分をすり減らし続けるためのものではなく、
自分に合う仕組みを見つけていくための、静かな熱です。
その熱を、今日から少しだけ、
気合いではなく仕組み探しのほうへ向けてみてください。
あなたの努力を守るのは、
気まぐれなやる気ではなく、
あなたの生活にきちんと馴染んだ、ひとつひとつの仕組みです。





