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イシューとは何か|会議と仕事が一気に進む「問いの芯」の決め方

デスクでノートに書き込みながらノートPCを見つめる、ビジネスカジュアルの男性。窓からの柔らかな光と背景のボケが集中した仕事の空気を作っている(横長)。 / A business-casual man at a desk, writing in a notebook while looking at a laptop. Soft window light and a blurred background create a calm, focused work atmosphere (landscape).

朝、PCを開いた瞬間から、通知が積み上がります。
Slack、メール、カレンダー。
会議は並んでいるのに、どれも「決まった感じ」がしない。

会議は終わった。
タスクも増えた。
それなのに、なぜか前に進んだ手応えだけが残らない。
そんな感覚を覚えたことはないでしょうか。

この違和感の正体は、能力不足でも、努力不足でもありません。
多くの場合、イシューが設定されていないだけです。

イシューとは、簡単に言えば
「いま解く価値が最も高い問い」のことです。

問題が山ほどあっても、
タスクが無限にあっても、
本当に決めるべき問いが一つ定まれば、
仕事は驚くほど静かに進み始めます。

逆に言えば、
イシューがないまま進む会議は、
どれだけ議論しても「各論の正しさ」を交換して終わります。
だから時間は伸び、結論は先送りされ、
「それも大事ですね」で場が閉じてしまうのです。

この記事では、

  • イシューとは何か
  • 問題・課題・タスクとの違い
  • 会議や仕事で使えるイシュー設定の型
  • イシューが弱いときに起きる失敗と、その直し方

を、仕事の現場に即して整理します。

難しいフレームや才能は必要ありません。
必要なのは、
「今日は何を決める場なのか」を
一文で言語化する視点だけです。

読み終えたとき、
あなたは今日の仕事に対して
「何から手をつけるべきか」を
迷わず一行で書けるようになります。

この記事を書いた人
REI

REI

REI|のらクリエイター・のら主人公

・AI構文・検索最適化・感情設計に精通し、“言葉と構造”で時代を翻訳するクリエイターです。

Kindle著書発売中!『ミリアと仲良くなる方法: REIの魔導手帳に綴られた記録

ともしびの断章 Vol.1──火種を灯す言葉たち

・Webメディア運営14年目

・創作と成長が仕事で生きがい

・自信を積み上げる人生ゲーム

・モチベーションが基本満タンで利子があふれてます

・自由が大好き、ストイックが得意技

・世界中の大図書館を束ねたようなAIの進歩に日々触れ、検索・要約・比較を駆使して知を磨いています。

・AIを活用し、サクラや不透明なレビューを丁寧にチェック。あなたの選択が信頼と安心に包まれるよう、見えないところで整えています。

・I am a Japanese creator.

イシューとは「いま解く価値が最も高い問い」です


イシューは、問題を解く前に「どこを問うか」を決める問いの芯です。
イシューが立つと、優先順位と捨てる判断が同時に決まります。
最初の一手は「今日、何を決める会議か」を1文にすることです。

ここで言うイシューは、格好いい言葉ではありません。
現場の仕事を進めるための「焦点合わせの技術」です。

仕事が詰まるとき、たいてい人は「タスクが多すぎる」と感じます。
でも実際は、タスクが多いこと自体が問題というより、タスクの前に置くべき問いが未設定なことが多いです。

イシューが決まると、次の3つが起きます。

  1. 迷いが減ります(選択肢が削られます)
  2. 会議が短くなります(議論が一点に集まります)
  3. 成果が出やすくなります(検証が前に進みます)

逆に、イシューがないと「各論の正しさ」を交換して終わります。
話は盛り上がるのに、意思決定が起きません。
それが積み重なると、会議は長くなり、結論は先送りされ、疲れだけが残ります。

イシューがない状態のサイン(現場あるある)

次のうち、2つ以上当てはまるなら、まずイシューを疑ってください。

・会議で「それも大事ですね」が3回以上出る
・議事録がやることメモで終わり、決定事項が薄い
・打ち手が増えるほど、全体が遅くなる
・人が頑張っているのに、成果の手応えがない
・「結局なにを決めたい会議でしたっけ」が出る

問題・課題・タスク・イシューの違い


問題は「困っている現象」、課題は「取り組むテーマ」、タスクは「作業単位」です。
イシューは「解く順番を決める問い」で、ここが定まると迷いが減ります。
タスクに落とす前に、イシューを1文で固定するのが最短です。

言葉が混ざると、仕事が崩れます。
混ざった状態で走ると、努力が散ります。

表で一度、整流しておきます。

用語何を指す仕事の例つまずきポイント
問題現象会議が長い原因を飛ばして対策会になる
課題テーマ生産性を上げたい広すぎて着手できない
タスク作業アジェンダ作成目的不明タスクが増える
イシュー問いの芯今日なにを決める?問いが弱くて結論が出ない

ここで大事なのは、イシューが「答え」ではないことです。
イシューは、答えを出すための問いの選び方です。

問題が見えても、問いがズレていれば、正しい努力が無駄になります。
だから先に、問う場所を決めます。

会議が短くなる「イシュー設定」5ステップ


型は「現象→目的→制約→問い→捨てる」です。
ポイントは意思決定できる問いにすることです。
最後に「今日は決めないこと」を言語化すると、会議が締まります。

この手順は、会議だけではなく、企画・改善・トラブル対応にもそのまま使えます。
現場で効くのは「問いを立てる」より、むしろ「問いを削る」側です。

ステップ1 現象を1行で書く(事実ベース)

悪い例:会議がダラダラしている
良い例:会議が毎回延長し、決定事項が残らない

この時点では、感情を入れない方が強いです。
「ムカつく」「疲れる」は大事なサインですが、まずは事実に戻します。

ステップ2 目的を決める(何が決まれば勝ちか)

例:次のアクションと担当と期限を確定する(今日中に)

目的が曖昧だと、会議は会話の場になります。
目的が明確だと、会議は意思決定の場に戻ります。

ステップ3 制約を書く(時間・権限・材料)

例:会議時間30分、参加者5名、決裁者は同席、材料は先週の数値と顧客要望

制約を書くだけで、現実が立ち上がります。
現実が立ち上がると、問いが鋭くなります。

ステップ4 問いを疑問形で1文にする(イシュー化)

例:今日この会議で、何を決めればプロジェクトが前に進むのか?

ここは疑問形が強いです。
断定形にすると、答えの押し付けになりやすいからです。

ステップ5 捨てる(決めないことを宣言する)

例:背景共有は5分まで、各論の改善案は別会議、責任追及はしない

捨てない会議は、伸びます。
捨てた会議は、決まります。

良いイシューの条件(強い問いのチェックリスト)


良いイシューは「決められる」「検証できる」「一言で共有できる」です。
悪いイシューは「抽象的」「広い」「気合いで埋める」です。
迷ったら比較可能な形に直すのが最短です。

イシューが弱いと、会議は「議論をした気がする場」になります。
イシューが強いと、会議は「決めた場」になります。

チェックリスト(y/n)

チェックリスト(y/n)

・(y/n)この問いは、会議の最後にYes/Noまたは選択肢で決められますか
・(y/n)決まったら、担当と期限が自然に出ますか
・(y/n)判断材料(数値・事例・顧客の声など)が用意できますか
・(y/n)一文で言えて、参加者全員が同じ解釈になりますか
・(y/n)この問いを解くと、他の問題が雪崩式に軽くなりますか

迷ったときの修正ルールはこれです。
「大きい問い」を「比較できる問い」に直します。

例、
・生産性を上げる → どの工程の待ち時間が最も大きいか
・売上を伸ばす → どの顧客層のリピートが落ちたか
・会議を短くする → 今日決めるべき意思決定は何か

具体例:仕事の現場でのイシュー化(会議・企画・トラブル・部門間)


同じ「揉めている」でも、イシュー次第で結論の出方が変わります。
例を型として持つと、毎回の会議が整います。
最後に自分の現場の1文へ落とせば、すぐ使えます。

例1:会議が長い

問題:会議が長い
ありがちな誤イシュー:どうすれば会議を短くできるか
強いイシュー:今日この会議で「決めるべき意思決定」は何か

次の一手:
・決定事項(最大3つ)を先に書く
・アジェンダを決定事項の逆算で組む
・時間配分を宣言する(5分/10分/10分/5分)

例2:企画が進まない(案はあるのに決まらない)

問題:企画が決まらない
誤イシュー:もっと良い案を出すには?
強いイシュー:採用基準(勝ち筋)を何に置くか?

次の一手:
・評価軸を3つに絞る(例:売上インパクト、実装工数、再現性)
・全案を同じ土俵で比較する
・「採用しない理由」も一緒に残す(次回の迷いが減る)

例3:トラブルが再発する(同じ事故が起きる)

問題:ミスが繰り返される
誤イシュー:注意力を上げるには?
強いイシュー:再発の発火点は工程のどこか?

次の一手:
・工程を5分割して、発生箇所を特定する
・人の注意ではなく、仕組み(チェック・自動化・手順)へ寄せる
・再発防止の「最小変更」を決める(大改修は先送りしがちです)

例4:部門間で揉める(営業×開発、制作×運用)

問題:責任の押し付け合い
誤イシュー:どうすれば仲良くできるか
強いイシュー:成果責任と作業責任の境界はどこか?

次の一手:
・RACIで「誰が決めるか」を1枚にする
・要求の入口を一本化する(窓口が複数だと燃えます)
・合意した境界線を文章で残す(口頭合意は揮発します)

よくある失敗と修正(現場で折れない直し方)


失敗は「問いが広い」「答えを決め打ち」「イシューが増殖」の3つが多いです。
修正は削るが最優先です。
週次でイシューを更新すれば、ズレても戻せます。

失敗1:抽象語で置いてしまう

悪い:生産性を上げる
直す:どの工程の待ち時間が一番大きいですか

悪い:会議の質を上げる
直す:この会議で決めるべき意思決定は何ですか

失敗2:答えを先に決めてしまう

悪い:資料が悪いに違いない
直す:意思決定を止めている要因は「情報不足/不信/権限不在」のどれですか

失敗3:会議中にイシューが増える

悪い:ついでにこれも…が連鎖する
直す:駐車場(Parking Lot)に移して別枠化し、最後に採用/不採用を決める

テンプレ:会議冒頭30秒でイシューを揃える文

ここは、現場で最も効果が出やすい箇所です。
司会者でも、参加者でも、言えた瞬間に場の空気が変わります。

コピペ用(司会者の宣言テンプレ)

コピペ用(司会者の宣言テンプレ)

・今日この会議で決めたいことは「_________」です
・判断材料は「_________」で、時間は「__分」です
・今日は「_________」は決めません(別枠にします)

3分版(個人用)

3分版(個人用)
  1. いま困っている現象:____
  2. 今日決めること:____
  3. 決めないこと:____

FAQ

Q1. 会議でイシューを揃えても脱線します
A. 脱線自体は正常です。脱線先を「駐車場」に置き、最後に採用するか/しないかを決めるだけで締まります。

Q2. イシューが複数ある場合はどうしますか
A. まず今週の一点が安全です。2つ以上だと検証が割れ、結局どれも中途半端になりやすいです。

Q3. 決裁者がいない会議でも意味はありますか
A. あります。イシューを「決裁に必要な材料は何か」に変えると、決裁者へ渡す形が整い、次が速くなります。

Q4. 反対意見が強くて決まらないときは?
A. 争点が「好み」になっている可能性が高いです。採用基準(評価軸)を先に合意し、案ではなく基準で比較すると決まりやすくなります。

まとめ

イシューとは、「いま解く価値が最も高い問い」です。
会議や仕事が進まないとき、多くの場合は努力不足ではなく、問いが未設定なだけです。

今日からできる一歩はシンプルです。
会議の冒頭で「決めたいこと」と「決めないこと」を1文ずつ宣言してください。
それだけで、場は議論から意思決定へ戻ります。

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