Kindle著書発売中!【ミリアと仲良くなる方法】

会社で消耗しやすい人が無意識にやっている3つの思考パターン

会社のデスクで少し疲れた表情の若い女性社員が、パソコンの手を止めて考え込んでいる横長ポートレート。夕方のオフィスの柔らかい光の中で、仕事のストレスや思考パターンを見つめ直している様子を切り取った一枚。A young Japanese office worker pauses at her desk in the late afternoon light, gazing to the side with a thoughtful, slightly tired expression that hints at quiet burnout and the wish to rethink how she handles work.

会社のしんどさって、残業時間や仕事量だけでは説明できないことが多いです。
同じくらい働いているのに、元気が残っている人もいれば、家に着いた瞬間なにもできなくなる人もいる。

その差の一つが、「無意識の思考パターン」です。
起きた出来事そのものではなく、「自分の中でどう受け取っているか」が、心のエネルギーをじわじわ削っていきます。

今回は、会社で消耗しやすい人が無意識にやってしまいがちな考え方を、3つのパターンに分けて整理します。
環境を変えるのが難しいときこそ、「自分の味方でいてあげる考え方」を少しずつ選べるようになると、毎日のしんどさは確実に変わります。

この記事を書いた人
REI

REI

REI|のらクリエイター・のら主人公

・AI構文・検索最適化・感情設計に精通し、“言葉と構造”で時代を翻訳するクリエイターです。

Kindle著書発売中!『ミリアと仲良くなる方法: REIの魔導手帳に綴られた記録

ともしびの断章 Vol.1──火種を灯す言葉たち

・Webメディア運営14年目

・創作と成長が仕事で生きがい

・自信を積み上げる人生ゲーム

・モチベーションが基本満タンで利子があふれてます

・自由が大好き、ストイックが得意技

・世界中の大図書館を束ねたようなAIの進歩に日々触れ、検索・要約・比較を駆使して知を磨いています。

・AIを活用し、サクラや不透明なレビューを丁寧にチェック。あなたの選択が信頼と安心に包まれるよう、見えないところで整えています。

・I am a Japanese creator.

目次

会社で「消耗しやすい人」の心の減り方を先に見ておく

残業や人間関係より先に削られているもの

たとえば、こんな一日を想像してみてください。

朝、電車の中で「今日も何か怒られそうだな」とぼんやり考えながら、すでに肩が重くなっている。
オフィスに着いて上司の表情が少し険しいだけで、「自分が何かやらかしたのかも」と内心ドキッとする。
頼まれごとが増えるたびに、頭の中で「また自分のせいで遅れる」「断ったら嫌われる」とざわざわする。

この時点で、まだ何も大きなトラブルは起きていません。
なのに、心のエネルギーはもう半分以上削られていたりします。

「何が起きたか」より先に、「どう受け取っているか」で消耗している。
ここに気づいていないと、「もっと頑張らなきゃ」「もっと時間を増やさなきゃ」と、さらに自分を追い込んでしまいます。

「気が休まらない一日」の共通パターン

気が休まらない一日には、共通してこんな流れがあります。

  • 朝から「失敗しないように」「嫌われないように」と、常に身構えている
  • 仕事中も、相手の反応を過剰に読み取り続けている
  • 帰り道には、今日の会話やチャットを何度も頭の中で再生してしまう
  • 帰宅後、身体は動いているのに、心が何もしたくない状態になっている

これらはすべて、「起きた出来事そのもの」ではなく、
そのたびに起動している「思考パターン」が生み出している負荷です。

環境と考え方を分けて見る

もちろん、環境の問題もあります。
ハラスメントに近い言動がある、仕事量が明らかに常軌を逸している、評価制度が機能していない…。

そういうときは、「考え方でなんとかしよう」と自分にだけ責任を押し付ける必要はありません。
ただ、環境を今すぐ変えられないときでも、
「心の消耗を少しだけ減らすために扱える部分」が、自分の中の思考パターンです。

ここからは、その中でも特に消耗を生みやすい3つを取り上げていきます。

思考パターン1:「全部自分のせい」構文が心をすり減らす

起きた出来事より「自責モード」がしんどさを増幅させる

メールの返信が少し遅れた。
プロジェクトが予定より1日ズレた。
会議で上司の機嫌が悪そうだった。

こうした出来事に対して、

  • 「自分がちゃんとしていないからだ」
  • 「自分さえもっと完璧なら防げたはずだ」

と、なんでも自分のせいにしてしまうモードが続くと、
一つ一つの出来事以上に、心のエネルギーが削られていきます。

問題は、「誰の責任か」を正しく整理する前に、
反射的に「全部、自分が悪い」で処理してしまうことです。

なぜ「全部自分のせい」にしてしまうのか

「全部自分のせい」にする人の中には、こんな背景が混ざっていることが多いです。

  • 昔から「言い訳をするな」と言われ続けてきた
  • 誰かを責めるくらいなら、自分が悪いことにした方が楽だと感じている
  • 人間関係の衝突が怖くて、「自分が悪い」ということで場を収めてきた

自分を責めることには、一見「誠実さ」や「責任感」が感じられます。
だからこそ、やめにくい。

でも、全部を自分のせいにしてしまうと、
必要な相談や分担の機会まで失われてしまい、結果的に状況が悪化します。

自分と他人の責任を引き直すための質問リスト

「全部自分のせい」モードに入っているときは、
事実と責任を引き直すために、こんな質問を自分に投げてみると少し楽になります。

  • これは本当に、自分だけがコントロールできたことだろうか?
  • 同じ状況で、他の人も100%うまくやれたと言い切れるだろうか?
  • 「自分の責任」と「環境や他人の要因」は、どれくらいずつありそうか?(ざっくりでOK)
  • 今できる修正は、「自分を責めること」以外に何があるだろう?

全部を自分のせいにし続けるより、「自分の責任」と「そうではない部分」を分けて考えた方が、
長い目で見て、誠実さもパフォーマンスも両方守りやすくなります。

思考パターン2:「期待に応えなきゃ」構文が自分を追い詰める

期待フルマックス運転は、いつかガス欠になる

「期待しているよ」と言われると、うれしさと同時に、胸のあたりが少し重くなる。
頼られると、「ここで断ったらがっかりされる」と感じてしまう。

期待に応えたい気持ちは、とても自然なものです。
でも、それをいつも「120%で返さなくては」と感じ続けていると、
ガソリンタンクはどんどん空になっていきます。

  • 頼まれた仕事は基本的に断らず引き受ける
  • 頼まれてもいない部分まで、先回りしてやりすぎてしまう
  • 自分のタスクが後回しになり、いつも自分だけ遅くまで残っている

これが続くと、
「期待に応える=自分を削る」になってしまい、心がもたなくなります。

「裏切りたくない」が口ぐせの人の内側

「期待に応えなきゃ」の奥には、
「相手を失望させたくない」「裏切りたくない」という気持ちがあります。

一見、相手を大事にしているようでいて、
実は「がっかりされた自分」に耐えられない怖さも混ざりやすいところです。

その怖さを抱えたまま、「期待に応え続ける」だけを選んでいると、

  • 少しでも手を抜いた時に強い罪悪感が出る
  • 本当は助けて欲しい時にも、誰にも頼れなくなる
  • 期待に応えきれない自分を、強く嫌いになっていく

という悪循環が起きてしまいます。

期待を勝手に大きくしすぎないための考え方

ここで大事なのは、「期待に応えるな」ではなく、
「自分の中で勝手に膨らませすぎない」という視点です。

たとえば、こんなふうに考え方を少しずつ変えてみると、負荷が減ります。

  • 相手の期待は「0か100か」ではなく、幅のあるグラデーションだとみなしてみる
  • 「100で返せたら最高、80でも十分助けになっている」と考えてみる
  • どうしても難しいときは、「今回はここまでならできます」と範囲を明確に伝える

自分の中でだけ期待を最大値にして背負うのではなく、
「どこまでなら誠実に応えられるか」を、自分で決めていい。

それができると、会社での消耗は目に見えて変わっていきます。

思考パターン3:「嫌われないように」構文が行動を縛る

嫌われ恐怖があると、会社が余計にしんどくなる理由

職場で一番つらいのは、「嫌われること」そのものよりも、
「嫌われることを想像し続けている状態」だったりします。

  • 断ったら嫌われるかもしれない
  • 休んだら悪く思われるかもしれない
  • 意見を言ったら、生意気だと思われるかもしれない

まだ何も起きていないのに、ずっと頭の中でシミュレーションを続けていると、
それだけで一日分のエネルギーが消えてしまいます。

しかも、嫌われないように行動を選び続けると、

  • 必要な場面で断れない
  • 違和感があっても何も言えない
  • 「あの人なら何でも引き受けてくれる」と見られてしまう

という形で、さらにしんどい状況を呼び込みやすくなります。

好かれるより「雑に扱われない」ラインを決める

ここで、一つ考え方の軸を変えてみると、少し楽になります。

それは、「好かれるかどうか」よりも、
「雑に扱われないライン」を優先してみる、という発想です。

  • すべての人に好かれる必要はない
  • でも、自分を恒常的に軽く扱ってくる人からは距離を取っていい
  • 「丁寧に接してくれる人」との関係を少しずつ増やす

こう考えると、
「嫌われないために動く」のではなく、
「自分を大事に扱ってくれる人を選ぶ」側に立つことができます。

嫌われ恐怖のエネルギーを、「ラインを決める勇気」に変えていくイメージです。

小さく断る練習から始める

いきなり大きなことを断るのは、誰でも怖いです。
だからこそ、まずは練習用の小さな断り方から始めてみるといいです。

たとえば、

  • ランチの誘いに「今日はちょっと外したいので、また誘ってください」と伝えてみる
  • どう考えても無理な期限には、「その日までに終わる部分」と「難しい部分」を分けて伝える
  • すぐに返事できないお願いには、「少し確認してから返してもいいですか?」と一旦保留する

小さな断り方を何回か経験すると、
「あ、断っても世界は終わらない」という感覚が、身体側に蓄積されていきます。

それは、会社で生きていくうえで、人柄を守るための大事なスキルでもあります。

今の自分の状態を確認するチェックリスト

ここまで読んでみて、「どれも当てはまる気がする」と感じたかもしれません。
そこで、まずはざっくりと、自分の中で強く出ている思考パターンを確かめてみます。

気になる項目に印をつけてみてください。

  • 朝の支度中、「行きたくない」の後に続く心の声が、だいたい自分へのダメ出しになっている
  • ミスをしたとき、まず「どうフォローするか」より先に「どう思われたか」が頭に浮かぶ
  • 頼まれごとを断ったあと、何時間も頭の中で言い訳を考え続けてしまう
  • 上司や同僚の機嫌が悪そうだと、「自分が何かしたかな」と反射的に考える
  • 仕事が終わっても、「返信していないメッセージがあるかも」と不安になってスマホを手放せない
  • 他の人が休むと、「自分も休みたい」より先に「迷惑をかけられた」と感じてしまう
  • 「嫌われたくない」という言葉を「雑に扱われたくない」と言い換えると、少しホッとする

ざっくりとした目安ですが、

  • 自分へのダメ出しが多い → 「全部自分のせい」構文が強め
  • 「どう思われたか」が最優先 → 「期待に応えなきゃ」構文が強め
  • 嫌われる想像が止まらない → 「嫌われないように」構文が強め

というふうに見ていくと、自分の中のパターンが少し見えてきます

3つの思考パターンをゆるめる「考え方の選び方」比較表

ここまでの3つの思考パターンを、簡単に並べてみます。

思考パターンよく出る場面心のエネルギーの減り方よくある心の声今日からできる一歩
全部自分のせい構文ミス・トラブルが起きたとき事実よりも、自分責めの反芻で疲れが増える「自分さえちゃんとしていれば…」「自分だけでコントロールできた部分はどこ?」と切り分けてみる
期待に応えなきゃ構文頼まれごと・評価が絡む場面常に120%で返そうとして燃え尽きやすい「ここで断ったらがっかりされる」「今回は80%でも十分役に立てる」と心の中で言い換えてみる
嫌われないように構文断る・意見を言う・休むなどの場面何も起きていないのに、想像の中で消耗し続ける「嫌われたらどうしよう」「悪く思われるかも」小さな誘いを一つだけ「また今度で」と断ってみる

全部を一気に変える必要はありません。
まずは、自分の中で一番強く出ていそうなパターンを一つだけ選んで、
そこに対して、表の「今日からできる一歩」を試してみるだけでも十分です。

よくある質問Q&A:会社を変える前に、まず考え方でできること

Q. そもそも、考え方を変えるだけで本当に楽になりますか?

A. 環境のほうが問題のときもあります。
ひどい言動が続いている場では、考え方の工夫だけでどうにかする必要はありません。

ただ、「同じ出来事でも、自分の中の受け取り方を少し変えたら消耗の幅が変わった」というケースは、現実的に多いです。
いきなり全部を変えようとせず、今日一つだけ、別の受け取り方を試してみるところからで大丈夫です。

Q. 環境が悪いだけなのに、自分のせいにしてしまいそうで怖いです。

A. その感覚は、とても大事です。
「全部自分のせいにするモード」に入ると、必要な怒りや違和感まで押し殺してしまいます。

この記事で扱っているのは、
「環境の問題を見ないふりをするための思考」ではなく、
「自分を無駄に傷つけている思考を少しゆるめる方法」です。

環境の問題は問題として認めたまま、自分をこれ以上過剰に責めないために、考え方を扱っていくイメージで読んでもらえたらと思います。

Q. 思考パターンを意識し始めても、すぐには直せません。意味ありますか?

A. すぐには直らなくて大丈夫です。
長年使ってきたクセなので、「直す」というより、「気づいた回数だけ力を弱めていく」くらいのイメージの方が現実的です。

たとえば、

  • 気づく前:1日に10回自分を責めていた
  • 気づいた後:10回中2回だけ、「本当に全部自分のせいかな?」と問い直せた

この「2回」が、少しずつ未来の自分を守っていきます。

Q. 会社を辞めるしかない状態と、まだ工夫できる状態の目安は?

A. 完全な線引きは難しいですが、目安としては、

  • 心身に明確な不調が出ている(眠れない、食べられない、涙が止まらない)
  • 何をやっても責められる、理不尽な言動が日常的にある
  • 信頼できる第三者(産業医やカウンセラーなど)からも「危ない」と言われる

といった状況なら、「考え方を変える前に、安全を優先する」ほうが大事です。

一方で、「今日はあの言い方しなくてよかったかも」「あの場面、こう受け取ることもできたかも」と
少しでも自分で選び直せる余白があるなら、思考パターンを整える余地も残っています。

Q. 上司や同僚が原因のときに、自分側でできることはありますか?

A. 相手を変えることは難しくても、「自分が全部を抱え込まない工夫」はできます。

  • 話す相手を変える(同じ部署内にこだわらない)
  • 相談の仕方を変える(「つらいです」だけでなく、「こうしたいです」まで添える)
  • 期待値を勝手に背負いすぎないよう、できる範囲を明確に伝える

それでも限界を感じるなら、「自分にとって安全な距離」を考え始めていいサインです。

まとめ:会社を変える前に、まず手放していい3つの思考のクセ

最後にもう一度、3つの思考パターンをざっくり振り返ります。

  • なんでも「全部自分のせい」にしてしまうクセ
  • いつでも「期待に120%で応えよう」としてしまうクセ
  • まだ起きていない「嫌われる未来」を想像し続けてしまうクセ

どれも、もともとは「誠実でいたい」「ちゃんとしていたい」という、まっすぐな気持ちから生まれたものです。
だからこそ、急にゼロにする必要はありません。

ただ、「そのままの形で抱え続けると、自分の心がもたない」と感じるなら、
少しずつ形を変えていくことはできます。

今日からできるのは、たとえばこのあたりです。

  • 何かトラブルがあった時、「本当に全部、自分だけの責任か?」と一度立ち止まってみる
  • 頼まれごとに対して、「この範囲なら誠実に応えられる」と線を引いて伝えてみる
  • 小さな誘いを一つだけ、「今日はやめておきます」と断る練習をしてみる

会社そのものを変えるのは、一人では難しいことが多いです。
でも、「もう少し自分の味方でいる」という選択は、今日からでもできる。

心のエネルギーを守る考え方を少しずつ選んでいけば、
同じ職場にいても、「消耗するだけの毎日」からは、必ず抜け出していけます。

関連記事