引越し前って、ただでさえ疲れているのに、頭の中には
「電気」「ガス」「役所」「住所変更」「ネット」「段ボール」…と、やることの付箋がずっとグルグル回り続けますよね。
ぼくも、全部を一度にちゃんと覚えようとした瞬間にフリーズするタイプです。
だからこのガイドは、あえてこう決めます。
- 引越し全体のやることリストではなく
- 「直前72時間で押さえる手続きだけ」に絞る
完璧じゃなくていいから、生活が止まらないラインだけ取りにいきましょう。
この先は、
- 最初の3時間でやること
- 24時間までにやること
- 当日〜72時間までにやること
を分けながら、チェック表つきでまとめていきます。
スクショしても、メモ帳に写しても、そのまま「自分用の段取り帳」にして大丈夫です。
目次
まず最初の3時間でやること ライフラインと日程の「芯」を固める
「72時間ある」と思うと、逆に腰が重くなります。
なので最初は、ぐっと時間を縮めて「今から3時間だけ」で考えます。
ここでやるのは、引越し後の生活そのものに直結する、いわば心臓部分です。
電気・ガス・水道の停止日と開始日をまとめて決める
まずは、電気・ガス・水道。
ここが止まっていると、どれだけ段ボールを片付けても生活がスタートしません。
やることはシンプルで、
- 今の家の「停止日」
- 新しい家の「開始日」
この2つを、同じメモにまとめるだけです。
多くの会社は、電話だけでなくWebフォームからも手続きができます。
電話が苦手なら、「オンライン受付できる会社から先に片付ける」と決めてしまうと気持ちが軽くなります。
ポイントは、
- 停止日は「退去日」か「退去の翌日」にするか
- 開始日は「引越し当日」の朝までに電気が使えるようにするか
この2点だけ。細かいプラン変更などは、後からでも調整ができます。
ネット回線とWi-Fiの切り替えタイミングを確認する
次に、意外と忘れがちなネット回線。
- 固定回線(光など)の解約・移転
- モバイルWi-Fi・ホームルーター系の住所変更
- 新居側の回線工事日
ここは「完了させる」のではなく、「いつどう動くかのメモを作る」だけでも大きな前進です。
例えば、
- 今日は「解約・移転の連絡だけ入れる」
- 工事日は、あとでSMSやメールで来た候補から選ぶ
くらいの切り分けで十分です。
もし引越し日までに固定回線の工事が間に合わない場合は、
- 一時的にモバイルWi-Fiをレンタルする
- スマホのテザリングで数日しのぐ
などのつなぎも選べます。
「絶対に完璧に繋がっていないとダメ」と思い込まないほうが、結果として楽に進みます。
引越し業者(一括見積もり含む)の「最終確認」を済ませる
すでに業者が決まっているなら、
- 引越し日
- 到着時間帯
- 積む荷物のボリューム感
- オプション(家電の取付・取り外しなど)
を、メールやマイページ、控えの紙で一度だけ見直しておきます。
ここで大事なのは、「疑問が一つでも残っていたら、この3時間のあいだに問い合わせる」と決めること。
モヤモヤを抱えたまま72時間に突入すると、それだけでずっと頭の容量を食ってしまいます。
【チェック表】最初の3時間で終わったか確認するリスト
そのまま写して/スクショしてOKです。
| 項目 | やること | 完了 |
|---|---|---|
| 電気 | 停止日・開始日をメモに書いた | |
| ガス | 停止日・開始日をメモに書いた(立ち会い要否も確認) | |
| 水道 | 停止日・開始日をメモに書いた | |
| ネット回線 | 解約/移転の連絡を入れた/いつ連絡するかメモした | |
| 工事日 | 新居での工事日や開通予定をメモした | |
| 引越し業者 | 日時・オプションを確認/気になる点を問い合わせた |
ここまで埋まったら、それだけで72時間のスタートダッシュはかなり良いです。
「全部じゃなくて、ここまでできた自分えらい」と、いったん区切りをつけてあげてください。
24時間までに片付ける手続き 住所と郵便、最低限の書類まわり
次の区切りは「24時間」。
このブロックでは、新生活の情報がちゃんと届くようにするための準備をします。
郵便局の転送届をオンラインで出しておく
いちばん簡単で効果が大きいのが、郵便の転送届です。
- 郵便局のサイトからオンラインで申込み可能
- 本人確認に使う情報(運転免許証など)があれば、その場でほぼ完結
転送の設定さえしておけば、旧住所宛の郵便物も一定期間は新住所に届きます。
つまり、「住所変更の漏れ」をクッションしてくれる保険のようなものです。
「もう少し早くやっておけばよかった…」と思う人は多いですが、
直前でもやらないよりは圧倒的にラクになります。
住民票やマイナンバーカードの住所変更のタイミングを確認する
役所系の手続きは、「今すぐ全部やる」よりも、
- いつまでに
- どこで
- 何を持って
手続きすればいいかを、一度メモにまとめるだけでも十分価値があります。
例えば、
- 転出届はすでに出したか
- 転入届は新居の自治体でいつ出す予定か
- マイナンバーカードや健康保険証の住所変更は、そのタイミングで一緒に済ませられるか
など。
平日日中に動きづらいなら、
「次に半休/有休を取れる日」とセットで考えてあげると、頭の中のモヤモヤが軽くなります。
クレジットカード・銀行・保険など「お金まわり」の住所変更を洗い出す
ここは、一気に全部片付けなくても大丈夫です。
まずは「リスト化」から。
- クレジットカード会社
- 銀行口座
- 生命保険・損害保険
- スマホ・通信会社
- サブスク系サービス(Amazon、楽天、通販サイトなど)
スマホのメモに、思いつくまま書き出していきましょう。
ほとんどのサービスは、アプリやWebから住所変更ができます。
だからこそ、「どこを変える必要があるのか」だけ分かっていれば、あとから少しずつ潰せるんです。
学校・職場・保育園など、連絡が必要な相手を一度書き出す
もし同居人や家族、子どもがいる場合は、
- 学校・園
- 勤務先
- 習い事
- 医療機関(かかりつけなど)
など、「住所変更の連絡をしたい相手」をメモしておきます。
ここも、24時間のうちに全部連絡する必要はありません。
「この人たちには、どこかのタイミングで伝える」と分かるだけでも、心のノイズがかなり減ります。
【チェック表】24時間までに済ませておくと安心な住所・書類系リスト
| 項目 | やること | 完了 |
|---|---|---|
| 郵便転送 | 郵便局の転送届をオンライン/窓口で申込み | |
| 転出/転入 | 転出届・転入届の予定日と必要書類をメモした | |
| マイナンバー等 | マイナンバー・保険証の住所変更をどのタイミングでやるか決めた | |
| お金まわり | カード・銀行・保険など、住所変更が必要な先をリスト化した | |
| 学校・職場 | 連絡が必要な学校・職場・園・医療機関をリスト化した |
ここまで来ると、
「まだ段ボールは山だけど、手続きの土台はだいぶ固まってきたな」と感じられるはずです。
72時間までに整える「生活が止まらない」ための最後の確認
残りの時間は、いわば「仕上げ」です。
細部まで完璧を目指すというより、新居での最初の24時間がスムーズに流れるかにフォーカスします。
新居で最初の24時間をどう過ごすかをざっくりシミュレーションする
一度、目を閉じてイメージしてみてください。
- 引越し当日の夜、あなたはどの部屋で寝ているか
- 翌朝、何で顔を洗って、何を飲んで、どこに座っているか
そのイメージの中にある「必要なもの」だけ、先にメモしてしまいます。
例えば、
- 寝具(マットレス・布団・枕・パジャマ)
- タオル・歯ブラシ・洗面用具
- スマホ充電器と延長コード
- 簡単な飲み物・カップ麺・紙皿・割り箸
- ゴミ袋・ティッシュ・ウェットティッシュ
これだけ整っていれば、
段ボールが開いていなくても「とりあえず生活できる最小限」は確保できます。
冷蔵庫・洗濯機・粗大ごみの処分や引き取りを確認する
大きな家電・家具の扱いは、当日になってから悩むと時間も体力も一気に削られます。
- 持っていくのか、処分するのか
- 処分するなら、誰にお願いするのか(自治体/業者/下取りなど)
- 持っていくなら、設置まで業者に頼むのか
ここだけは、72時間のあいだに一度確認しておきたいポイントです。
「結局どうするか決められない…」というものは、
いったん「新居に持っていく箱」と「処分候補」の箱に分けておき、後日改めて判断するという逃げ道もありです。
新居で必要な最低限の買い足しリストを今のうちに書いておく
引越し直後の買い物は意外と疲れます。
なので、「最初の買い物のメモ」も、今のうちに作ってしまいましょう。
- シャワーカーテン
- トイレ用品(ペーパー・ブラシ・洗剤)
- キッチン周り(スポンジ・洗剤・ゴミ袋のサイズ)
- カーテン(サイズを測っておくとベスト)
など、「ないと困るもの」だけを書き出すイメージです。
【比較表】「やらないと生活が止まること」と「後からでも何とかなること」
優先順位を決めるためのざっくりマップです。
| 種類 | やらないと生活が止まること | 後からでも何とかなること |
|---|---|---|
| ライフライン | 電気・ガス・水道の停止/開始手続き | プラン変更・細かい料金の見直し |
| 通信 | ネット回線の解約/開通手続き | 回線の乗り換え・オプション変更 |
| 郵便・住所 | 郵便転送の手続き | 一部サービスの住所変更漏れ |
| 家電・家具 | 冷蔵庫・洗濯機など大物の扱い決定 | 小さな家具の配置・買い足し |
| 新居の初日 | 寝具・最低限の生活用品 | インテリア・装飾・収納グッズ |
迷ったら、左側から順番に片付けていけばOKです。
右側は、引越しが落ち着いてからゆっくり整えれば間に合います。
【チェック表】引越し当日〜翌日に困らないための最終チェック
| 項目 | やること | 完了 |
|---|---|---|
| 初日の寝具 | 布団・枕・パジャマを一つの箱/袋にまとめた | |
| 洗面まわり | タオル・歯ブラシ・洗顔・基礎化粧品をひとまとめにした | |
| 電源まわり | スマホ充電器・延長コード・タップをひとまとめにした | |
| 食べ物 | 水・お茶・簡単な食べ物を少しだけ確保した | |
| ごみ対策 | ゴミ袋・ティッシュ・ウェットティッシュを出せる状態にした | |
| 大物家電 | 冷蔵庫・洗濯機の扱い(持っていく/処分)を決めた |
パンクしないための工夫 「全部できなくてもOK」のラインを決める
ここまで読んで、
「いや、これでもまだ多い…」
「間に合う気がしない…」
と思っているあなたへ。
大事なのは、「全部できるかどうか」ではなく、「どこまでできたら自分を合格にしてあげるか」を決めることです。
例えば、
- ライフラインと郵便転送まで終わったら合格
- 住所変更は、引越し後1週間以内に少しずつやればOK
- 大物家電の扱いだけは、当日までに方向性だけ決めておけばOK
といった「マイルドな合格ライン」を、自分で決めておきましょう。
チェック表がすべて埋まらなくても、
- 7割埋まっている
- 特に生活に直結するところは押さえた
それなら、それはもう十分ちゃんと準備できています。
よくある不安と72時間の中での対処Q&A
ここからは、よく出てくる「これ、どうしたらいいの?」を、短くまとめていきます。
電話が苦手で、手続きの電話をするのがつらい場合
Q. 電話でしか受け付けていないと言われたとき、どうしても電話したくない…
- 受付時間の一番すいていそうな時間帯(平日午前/昼過ぎなど)を選ぶ
- 台本をあらかじめメモに書いて、その通り読む
- 自分の名前・住所・希望日だけ先に書き出しておく
ここまで準備してからかけると、「いきなりアドリブで話さなきゃ」というプレッシャーが減ります。
どうしても厳しい場合は、家族や同居人に「この台本通りお願いしてもいい?」と頼るのも立派な選択です。
平日昼に動けなくて、役所や会社への連絡が難しい場合
Q. 役所が平日昼しか開いていなくて、どうしても行けそうにありません…
- まずは自治体のサイトで「郵送」「オンライン」でできる手続きがないかを確認
- どうしても対面が必要なものは、「次に休める日」を先にカレンダーに固定する
「いつ行けるか分からない」状態がいちばんしんどいので、
「何月何日の午前中だけは、ここに使う」と決めてしまうだけでも、心が落ち着きます。
ネット回線の工事日が希望通りに取れない場合のしのぎ方
Q. 引越し後しばらくネットが使えなさそうで不安…
- スマホのテザリングで数日しのぐ
- カフェやコワーキング、図書館など「一時的な作業場所」の候補を2〜3個メモしておく
- 必要なら、モバイルWi-Fiの短期レンタルを検討する
ここは「完璧なネット環境」を目指さず、
「数日だけしのげる環境」を用意するくらいの気持ちで大丈夫です。
引越し後に手続きや連絡漏れに気づいた場合どうするか
Q. 「あの住所変更してなかった!」と後から気づいたら、もう手遅れ?
多くの場合、「手遅れ」になることはほとんどありません。
- 未着の郵便物があっても、転送届を出していれば新住所に届くことが多い
- 住所変更が遅れても、ログインできるサービスなら後からでも修正可能
- 電話一本で「住所を変え忘れていました」と伝えれば済むケースも多い
だからこそ、この72時間で大事なのは、
「漏れがゼロかどうか」ではなく、「漏れても取り返せる土台(転送やメモ)があるかどうか」です。
全部投げ出したくなったときに、まず1分でできること
Q. もう無理…ってなったとき、最初の一歩が踏み出せません
そんなときは、1分でできることだけをやりましょう。
- チェック表の中から「これなら一瞬でできる」と思う項目に丸をつける
- スマホのホーム画面に「引越しメモ」のショートカットを追加する
- 今日やることを「一つだけ」メモに書く
たったそれだけでも、完全停止よりはずっと前に進んでいます。
ぼくは「1分のタスクが1つ終わったら、その日はもう合格」というくらい甘く見ています。
まとめ 72時間で完璧を目指さず「生活が止まらない」を取りにいく
改めて、このガイドでやりたかったことを一言でまとめると、
「引越し直前72時間で、生活が止まらないラインだけを一緒に確保する」
これに尽きます。
- 最初の3時間で、電気・ガス・水道・ネット・引越し日程という心臓部分を固める
- 24時間までで、郵便転送や住所関係など、情報が届くための土台を作る
- 72時間までで、新居の最初の24時間がスムーズになるように、最低限の生活セットを整える
この3つさえ押さえれば、
段ボールが山積みでも、カーテンがまだでも、「とりあえず生活できる」状態にはたどりつけます。
全部を完璧に終わらせようとすると、心が先に折れてしまいます。
だからこそ、今日のところはこんな感じで決めてしまいましょう。
- ライフライン+郵便転送まで終わったら、今日は合格
- 明日は、住所変更のリスト化だけできたら合格
- 引越し前日は、「初日の生活セット」が整っていれば合格
もし今、「やること多すぎて頭が真っ白」という状態なら、
このページのチェック表だけスクショして、深呼吸してから一つだけ丸をつけてみてください。
それだけでもう、72時間のスタートを切れているので。
あとは、ぼくと一緒に、一つずつ淡々と進めていきましょう。
ここまで読んでくれたあなたは、もう引越しの全体像も、自分なりの基準もかなり見えてきているはずです。
あとは、一つだけ具体的な動きに変えてあげれば十分です。
引越し侍なら
- 条件を一度入力するだけで、複数のプランを一覧で見比べられる
- 相場感をつかみやすく、いきなり契約まで進めなくても大丈夫
- 電話が不安な人でも、コメント欄などで連絡方法の希望を伝えやすい
という意味で、新生活前のごちゃごちゃした頭をいったん整理する「入口」としてちょうどいい存在です。
もし今迷っているなら、今日は
引越し侍のページを開く
- 引越し予定の時期とエリアだけ入力して、ざっくり相場を見てみる
この二つだけをゴールにしてみてください。
それだけでも、「いつかやらなきゃ」と「とりあえず一歩進んだ」のあいだには、はっきりした差が生まれます。
新生活のスタートラインは、派手な決断ではなく、こういう小さなクリックから静かに始まっていきます。
その一歩を、あなたのタイミングで踏み出してもらえたらうれしいです。





